通知テンプレ&書式集(督促・内容証明・第三債務者通知・分納合意・停止/復旧)

通知テンプレ&書式集(督促・内容証明・第三債務者通知・分納合意・停止/復旧)

#66督促、#75保全、#79停止運用、#80分納、#82条項テンプレを実装するための即運用テンプレ集。 実務で使える差替え変数({{顧客名}}等)と送付タイミングを明示し、48時間ルール赤黄緑運用に適合させています。

使い方(差替え変数・送付手段・ログ)

  • 差替え変数:{{顧客名}} {{担当者名}} {{請求書番号}} {{金額}} {{期日}} {{支払リンク}} {{入金期日}} 等。
  • 送付手段:メール+書面PDF、重要局面は内容証明。第三債務者通知は到達担保(配達証明/バイク便)。
  • ログ:案件IDで送達・開封・返信・合意を#72に一元保存。
  • トーン:当日〜+2日は協議的、+7日で法的準備、+14日で保全・執行を明示。

督促テンプレ(当日/+2日/+7日/+14日)

① 期日当日(フレンドリー確認)

件名:【ご確認】請求書{{請求書番号}}(期日:{{期日}})
{{顧客名}} {{担当者名}} 様
平素よりお世話になっております。{{自社名}}の{{自社担当}}です。
本日期日を迎えました上記請求書につき、入金予定日とお手続き状況をご教示ください。
・請求金額:{{金額}}
・支払方法:{{支払方法}} リンク:{{支払リンク}}
何か不備があれば即時に解消いたします。恐れ入りますが本日中にご返信ください。
    

② +2営業日(停止予告/条件提示)

件名:【入金ご連絡のお願い/出荷条件の変更予告】{{請求書番号}}
{{顧客名}} {{担当者名}} 様
上記請求につき未入金を確認しております。{{入金期日}}までにご入金なき場合、
次回出荷は入金確認後または前受30%/サイト短縮の条件にて承ります(#74)。
ご事情がある場合は、#80のひな形に基づく分納合意も選択可能です。ご一報ください。
    

③ +7営業日(内容証明準備/分納合意提示)

件名:【最終のご案内】内容証明の送付準備と分納合意のご提案
{{顧客名}} {{担当者名}} 様
未入金の継続により、内容証明の送付準備を進めております。
同時に、下記条件での分納合意(公正証書化)をご提案します:
・初回:{{初回割合}}({{初回金額}})/以降:{{回数}}回等額
・担保/保証:{{担保概要}}(動産/債権譲渡登記、代表者連帯保証 等)
・期限利益喪失:一回不履行で全額請求
ご検討のうえ、{{提案有効期限}}までにご連絡ください。
    

④ +14営業日(弁護士催告/保全着手通告)

件名:【重要】弁護士名での催告および保全手続開始の通知
{{顧客名}} {{担当者名}} 様
未入金につき、弊社代理人弁護士より催告のうえ、仮差押・第三債務者通知・動産/債権譲渡登記等の
保全手続を開始いたします(#75)。最終の解決機会として、{{入金期日}}までの全額入金または
公正証書化分納(担保付)をご選択ください。
    

内容証明テンプレ

標題:支払催告の件(内容証明)
差出人:{{自社名}}(住所:{{自社住所}} 代表者:{{自社代表}})
受取人:{{顧客名}}(住所:{{顧客住所}} 代表者:{{顧客代表}})
1 貴社に対する請求書{{請求書番号}}(金額{{金額}}、支払期日{{期日}})は、本日までに支払が確認できておりません。
2 本書面到達後{{猶予日数}}日以内に全額を下記口座へお支払いください。期限までに支払がない場合、
 遅延損害金(年{{利率}}%)の加算、出荷停止、ならびに仮差押その他の法的手続を行います。
3 本書は将来の法的手続の証拠とするため送付します。
振込先:{{振込口座}}
{{作成年月日}}
    

第三債務者通知(売掛債権の対抗要件)

標題:債権譲渡通知(第三債務者:{{第三債務者名}} 様)
通知人:{{通知人(譲渡人/債権者)}}
1 {{債務者名}}が貴社に対して有する売掛金債権(請求書No.{{請求書番号}}、金額{{金額}}、期日{{期日}})は、
 {{譲受人名}}に譲渡(担保譲渡を含む)されました。
2 本通知到達後は、当該債権に関する支払は{{譲受人名}}に対して行ってください。
3 譲渡日:{{譲渡日}}(確定日付付与済)
4 本通知は民法上の対抗要件具備のために送付するものです。
{{作成年月日}} 送付方法:配達証明郵便/持参(受領印)/バイク便
    

分納合意書(簡易版/公正証書化要旨)

簡易版(社内起案・合意確認用)

件名:分納合意書(簡易)
当事者:{{自社名}}(乙)/{{顧客名}}(甲)
第1条(債務)甲は乙に対し総額{{総額}}円の債務を負う。
第2条(支払)甲は{{開始日}}から{{回数}}回、各{{分割金額}}円を{{支払日}}に支払う(自動引落/カード)。
第3条(担保/保証){{担保内容}}/{{保証人氏名}}の連帯保証。
第4条(期限利益喪失)一回の不履行で全額当然弁済期到来。
第5条(遅延損害金)年{{利率}}%(日割/365)。
第6条(相殺)承認済み相殺のみ当月ネットティングで清算(#76)。
    

公正証書化の要旨(執行認諾文言)

甲は本契約に基づく金銭債務の支払を怠ったときは直ちに強制執行に服する旨陳述し、
本契約を公正証書とし、その正本により強制執行できることに同意する(#80/#82)。
    

停止・復旧・削除予告(SaaS/保守)

停止予告(+2営業日)

件名:【停止予告】請求書{{請求書番号}}の未入金について
{{顧客名}} {{担当者名}} 様
{{期日}}期日の請求につき未入金のため、{{停止予定日}}よりAPI/新規作成機能を停止予定です。
閲覧/エクスポートは一定期間可能です(#79)。復旧は入金確認後に自動再開(SLA:数時間以内)となります。
    

本停止(+14営業日)

件名:【本停止のご連絡】閲覧/エクスポート専用モードへの移行
本日時点で入金確認ができないため、システムを閲覧/エクスポート専用モードに切り替えました。
復旧条件:全額入金+再開手数料、次回以降は前受/カード決済に切替(#79)。
    

削除予告(+30〜60日)

件名:【重要】データ削除の予告(最終案内)
{{削除予定日}}にて貴社データを不可逆削除いたします。延長は有償です(容量/期間課金)。
エクスポート手順:{{ヘルプURL}} 延長申請:{{申請URL}} ※法的保存(Legal Hold)の要否をご確認ください。
    

復旧完了

件名:【復旧完了】全機能の再開について
入金を確認し、全機能を復旧しました。以後のご利用は前受/カード決済に変更となります。
    

入金確認・和解成立・削除証明の通知

入金確認

件名:【入金確認】ありがとうございます
{{入金日}}付で{{金額}}の入金を確認しました。残額:{{残額}}。分納スケジュールは台帳を更新済みです(#80)。
    

和解成立(公正証書/裁判上の和解)

件名:【和解成立のご連絡】
{{合意日}}付で和解が成立しました(公正証書/裁判上の和解)。履行条件:{{要点}}/不履行時:期限利益喪失→強制執行。
    

削除証明

件名:データ削除証明の送付
{{削除日}}に対象データの不可逆削除を完了しました。証明書(Certificate of Destruction)を添付します(#79)。
    

よくある失敗と回避策

  • テンプレ乱立:部署ごとに文言が異なる → 本稿のテンプレをマスターに、差替え変数のみ許容。
  • 到達不備:メールのみで紛争 → 重要局面は到達担保(配達証明/内容証明)。
  • 猶予の無限延長:“善意解釈”で長期化 → 期限・回数・条件を明示し、台帳で管理。
  • 法的語句の誤用:文言が曖昧 → #82条項テンプレを参照し、遅延損害金/期限利益喪失/執行認諾を正確に。

チェックリスト

  • 案件IDに送達・開封・到達のログを紐付けている(#72)
  • +2/+7/+14日のタイムラインに沿って送れている(#66)
  • 内容証明・第三債務者通知は到達証明を確保している(#75)
  • 分納合意は担保/保証+公正証書化の筋道がある(#80/#82)
  • 停止/復旧/削除は規程とSLAに沿う(#79)

FAQ

Q. テンプレはどこまで固定し、どこを可変にすべき?

構造と法的要素は固定、金額・期日・回数・割合・担当は可変に。可変項目は{{変数}}で明確化し、誤入力を防止します。

Q. 英文テンプレは必要?

海外取引があるなら必須です。特にThird-Party Debtor NoticeDemand LetterStandby LC関連文面は英文化しておきましょう(#67/#75)。

Q. テンプレ送付の起点は誰が持つべき?

RACI上は回収チームがR、営業/CSはC。金額帯でA(承認者)を切り分け、+14日の法的通知は法務がレビューします(#81)。

ご相談・支援メニュー

  • テンプレ群の貴社向けカスタマイズ(日本語/英語・業界特化)
  • 送付ワークフローの自動化(案件ID連動・到達ログ・SLAアラート)
  • 公正証書化・第三債務者通知・内容証明の実務導入支援
  • #66/#75/#79/#80/#82との一体運用ドキュメント整備

相談してみる(無料) 関連: サービス事例

本記事は一般的なテンプレ提供です。実装前に契約・法令・社内規程との整合を確認し、必要に応じて専門家の助言を受けてください。

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Shige